宇治十帖の上生菓子
3月 源氏物語 第47帖『総角』
あげまきに 長き契りをむすびこめ おなじところに よりもあはなむ
総角とは花結びの一種で、第46帖と同じく、薫が詠んだ歌が帖名の由来とされています。
この帖では、大君が薫からの求婚を逃れるため、妹の中の君と薫を結婚させようとしますが、薫の策略により、匂宮と中の君が結婚することになります。
しかし、その結婚には反対や障害の多く、中の君を心配した大君は心を傷め、ついには亡くなってしまうお話です。
よもぎ餡を、美しく気高い大君の最期をイメージした白と紫の練切で包み、総角結びをあしらいました。
和菓子作家まきのあや @aya.makino が1つ1つ作り上げておりますので、数に限りがございます。
売り切れの際は、ご容赦くださいますようお願いいたします。
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